chocoxinaのover140

良く言えばコラム

手品で一回ワザと間違えたフリするやつやめろ

分かってる。

「手品師がマジでミスっててリカバーしてるパターンもある」ってのは分かってる。

これからする話はそうじゃないパターンへの苦言である。

「一回ワザと間違えたフリをするマジック」というのは、例えばこんな流れのものだ。

マジシャンがカードをパラパラとめくり、観客に一枚のカード(たとえばハートの5)を選ばせる。

それをよく切るなりなんなり、次のネタを仕込んだりなんだりした後、例えばあらかじめ用意していた封筒か何かからカードを一枚取り出す。

「あなたが選んだカードはこれですね?」などといって封筒からカードを取り出すと、そこにはクラブのキングが入っている。

「それじゃない……」という観客のリアクションに対し、マジシャンがあからさまに困ったフリをしながら後ろを向くと、背中にハートの5が貼りついている、と、こういうパターンの奴だ。

chocoxinaはこれが許せないのである。

そもそも、手品というのはある程度観客に「空気を読む」ことを強要する。

これは「知っているタネをバラさない」とかそういうレベルの話ではない。

例えば、カップの中にスポンジボールを閉じ込めたとおもったら、そのカップを開けてもボールが見当たらない、という現象を見せられたとき。

先進国でまっとうな教育を受けた人間であれば、まず「おーすごい、どこに隠したんだろう」という感想がわく筈である。

その上で、これはマジック(奇術)なのだぞ、という文脈を読み取った上で「ボールが消えた!」とリアクションするのだ。

観客のこういった「騙されにいく」姿勢によって、手品は不思議さを保っている、ともいえるだろう。

そこで冒頭の「一回ワザと間違えたフリをする」マジックである。

もともと手品に対して積極的に騙されようとしてくれている観客を、芝居で更に騙してやろう、などというのは、あまりにも観客をナメてやいないか。

確かにお前が、観客に望むカードを選ぶよう誘導したり、スポンジボールを巧妙に手の中に隠したりする技術は素晴らしいが、それが不思議な現象として成立するのは観客の協力あってこそだろう。

空気を読んで手品を楽しんでいる観客に、役者でもない人間が芝居をしかけて、その芝居にさえ騙されてもらおうなどとは、あまりにも横柄で、観客の善意におもねりすぎているとは思わないか。

そもそも手品師というのは、失敗した芝居をするときでさえ、妙に堂々としている。

目の錯覚を起こさせたり心理を誘導したりするために必要な姿勢なのだろうが、それにしても「したり顔」が過ぎる。

その堂々とした振る舞いの流れで「手品を失敗した芝居」など見せてくるものだから、さながら「どうです、私の迫真の演技! 本当に失敗したと思ったでしょう!」とでも言われているようでますます腹がたつのだ。

こちらはショーのひとときを楽しむために、あえて騙されているのだ、そこを見誤るなよ、と、マジシャン各位には申し上げたい次第である。

クランズオブカレドニア 全氏族軽率プレイガイド

はじめに

2017年のエッセンシュピールでガイアプロジェクトと並んでスカウトアクション1位に輝き、先日テンデイズゲームズから日本語版が発売されたクランズオブカレドニア

その攻略情報があまりにも少なく、本当に流行ってるのか、これから流行るのか不安になってきたので、たたき台として攻略情報をここに記します。

ゲーム開始時に選択できる9つの氏族それぞれについてのごく簡潔なプレイガイドです。

内容に異論のあるやつはカレドニアで勝負だ(やりたいだけ)。

Clan Buchanan

能力:輸出タイルを二枚保持できる。十分な空きがあるかぎり一手で二枚の輸出タイルを確保できる上、建物ボーナスで常に6枚ドローできる。

通称箱おじさん

クランから得られる利益を最大化するためには、4,5ラウンド目にタイルを一手2枚取る必要があり、その為には2,3ラウンドあたりで一旦ぐぐっとしゃがまなければいけない。

ポジティブに言い換えると、後半のタイル獲得コストを誤魔化せるため、中盤はしゃがんで拡大に努めることができる。

拡大の際には、タイルのめくれ運をカバーするためウイスキーとパンを並行して作るとよさそう。

その時、どちらかに軸足を置いて、必要なときに強力な建物ボーナスをすぐ発動できるようにしたい。

Clan Campbell

能力:加工場を作るためのコストが低い。同じ加工場をたくさん作るとより安くなる。

通称加工場おじさん

何かひとつの加工品に特化して、それだけで輸出タイルかばんばん達成できれば文句なく強いのだが、そうそううまくいくことばかりではない。

そのため、麦畑を控えめにしてでもパン工場ウイスキー工場を並行して伸ばして受けを広げ、建物ボーナスの二度発動も視野に入れて動くとよい。

また、拡大コストを下げる氏族に共通することとして、開拓地ボーナスを積極的に狙っていきたい。

Clan Cunningham

能力:生産ラウンド終わりに廃棄した牛乳一つにつき8£

通称牛乳おばさん

牛乳が鉱夫よりも割りの良い収入源になる。
状況を選ばず役に立つがいくつか気をつけたい点もあって

  • 牛肉が払いにくい
  • 周りの状況にもよるが、恐らく開拓地ボーナスは諦めることになる

あたりには注意。

Clan Fergusson

能力:初期配置の際にミープルを3つ、すべてマップのヘリに配置する。航海スキルをプレイ人数に応じて2〜3段階上げてゲームを開始する。

通称辺境おじさん

「港能力がすぐに使える」「安い土地をガメやすい」という二つの強みがあるが、航海スキルを活かすなら港を優先し「ただちに10金」「輸出タイルの肉を代替」「資材を増やす」あたりを取りたい。

初期配置で明らかに空いているところがあるか、C1マップのように中央の湖が辺境に近いなら、安い土地をガメに行くのもあり。

ゲーム後半に「マップ淵にある2ユニットにつき3点」の得点タイルがあるとけっこうな点数を出してくれる。

Clan MacDonald

能力:ミープルが漁師(湖に配置できる)にもなる

通称漁師おばさん

ほうぼうで使い方がようわからんと言われる漁師おばさんだが

「安い土地(湖を含む)をガメる」「余った金で早めに追加の収入源を作る」ができれば安定する。

特に、競争率が低い・地価ゼロ・アクセス良好の優良物件である湖と、山と比べて競争率の低い森に積極的に展開しよう。

Clan MacKenzie

能力:ウイスキーを1つ作るごとに3£。ウイスキーを熟成させると、熟成ターン数に応じて収入。

通称ウイスキーおじさん

ウイスキーを作ったときの3£と、ウイスキーを売ったときの収入がメイン。

麦畑をムリに増やして躓かないよう、「買った麦でウイスキーを作る」という手も考慮しよう。

説明書にも書かれている通り、熟成アクションは「ウイスキーの相場が安く達成にも使えない」というとき以外やる必要はないと思う。
(14金得るまでの2ラウンドの間に、ウイスキーを売った金で工場をもう一つ建てられる)

Clan Robertson

能力:三角州に配置するユニットのコストが安い。

通称三角州おじさん

心の赴くまま手なりで三角州に展開するだけで「肉が安い」「開拓地ボーナス取りやすい」等の追加のメリットが得られる。

8つの三角州が密集するD2マップが庭。

相対的にマップが広く陣取りで負けにくい1or3人プレイで特に強い。

Clan Stewart

能力:商人コマを追加で3個得る。市場に行くたびに1£を得る

通称商人おばさん

売買時のボーナスを活かすためにコンスタントに購入(→達成)するのがセオリーと思われるが、 「初期資源全部売ってミープルに投資」「ラウンド終わりに隣接ボーナスで何か買い込んで次ラウンドで売っぱらう」
などいろんな金策が考えられる。

拡大の際は何かに特化するよりも、2種類ほどの加工品をそこそこ作れるようにするとよい。
(複数種の資材がちょっとずつ足りない、という状況をつくりやすく、そうすると市場で細かく稼げる)

Clan MacEwan

能力:輸出タイルを履行するたび、書かれているホップ一つにつき麦を一つ消費して9£を得る(最大1手に3つまで)

通称ビールおじさん

ビールで安定した収入を得るためには安定した契約の達成と安定した麦の供給が必要。

なので一旦しゃがんでドカン、という戦略は取りにくく、コンスタントに達成と拡大を両立することになる。

常に数手先を見据えて動き、安定したキャッシュフローを築く必要があるため、上級者向けか。

余談として、ビールおじさんは9つの氏族の中で唯一明確にチーズに特化する動機があるので、この氏族を相手にするプレイヤーは覚えておくと隣接ボーナスや相場観で得ができるかも知れない。

e-sportsはスポーツか、あるいは鶏肉はmeatか

e-sportsなどと呼ばれる、いわゆる競技的なゲームを「スポーツ」に含めるか? という議論があるらしい。

michaelsan.livedoor.biz

まとめサイトをソースにしてしまって恐縮だが、ここで言及されているNHKの番組を皮切りに、昨今のe-sportsやその賞金に関する諸問題も相まって、冒頭のような議論がネットの各所で活発になっているようだ。

この件について言いたいことは特にないのだけれど、これに関連して一つ思い出したことがあるので、突然ですがこれから「肉の日」の話をします。

鶏肉とmeat

今から10日ほど前、2月9日の仕事終わり。

その日「せっかく肉の日だし、なにかそれらしいものが食べたいなあ」みたいなことを考えながらあてどなく高円寺を徘徊していたところ「鳥の唐揚げ」がおいしそうな店を見つけた。

お腹の空き具合もピークに近かったので入ろうとしたのだが、そこで
「いや、鶏肉はmeatじゃないじゃん」
と思い直して結局その店には入らなかった、という事があったのだ。

この時の心の動きをもう少し詳しく説明すると、
英語でいうmeatに鶏肉は含まれない(参考: http://eikaiwa.dmm.com/blog/13773/
→鶏肉は肉ではない
→肉の日に食うのに相応しくない
という風に考えたわけだ。

しかし、当時のchocoxinaは気づかなかったのだが、この三段論法の中には大きな誤りがある。

それは、日本語の「肉」と英語の「meat」を完全に同一視している点だ。

例えば日本語の「面白い」が英語では「funny」や「interesting」などに細かく分けられるように、日本語と英語の語彙が厳密に一対一で対応することはほとんどない。

同様に、英語の「meat」と日本語の「肉」も厳密な対応ではないのだ。

英語で「meat」といったとき、そこにchickenやduckは含まれないかもしれないが、日本語で「肉」といったとき、そこに鶏肉や鴨肉を含んでいても何らおかしいことはないだろう。

当時の自分は「肉は英語でmeat」という単純な理解と「meatにchickenは含まれない」という付け焼き刃の知識から「鶏肉は肉ではない」という誤った結論を導き出してしまったのだ。

e-sportsとスポーツ

さて、冒頭の「ゲームはスポーツか?」という問いも、結局この肉に関する問題と似たようなものではないか。

e-sportsがsportsであるからといって、日本語の「スポーツ」であるとは限らない、というだけの話が、ちかごろ妙にややこしくこねくり回されているな、という気がしてならないのだ。

それはそれとして、日本の競技ゲーマーの地位がもっと向上すると良いですね。