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最近遊んだボードゲームの話 7/19ミスボド

 

第二十七回ミスボドに行ってきました。

何につけても飽きっぽいchocoxinaが一年以上ボードゲームやってる理由の一つであるところの月例会で、今回は直後の月曜日が祝日ということもあり四次会まで参加してきましたので、そこで遊んだゲームなどの備忘録です。

 

テキサスホールデム

参加前から「今回は四次会でポーカーをやるらしい」と小耳に挟んでいまして、ルールを覚えるためにオンラインポーカーに手を出したりしていたんですが、会場につくといきなり参加者の募集をしていたので参加。

この「テキサスホールデム」と呼ばれるゲーム、配られたトランプ五枚でより高い役をつくり、勝敗にチップを賭ける「ポーカー」のルールの一つで、二枚の手札と全員に公開される五枚の場札の計七枚のうち五枚を使って役を作るのが特徴で、場札が見えない最初の段階からすべての場札がめくられ全員の手が確定するまでの間に四回訪れるベットの機会に相手の手札を見極め、勝てない勝負から適切に降り、勝てる勝負で大きくチップを獲得することを目指します。

 

今回は、時間が経過するごとに掛け金が上がり、破産したプレイヤーから脱落していくトーナメントルールでのプレイだったのですが「それなりに勝ち小さく負け続ける」という初級者のお手本のようなプレイでおおむね中盤頃に脱落するしょっぱい結果に。

このゲームは歴史も長く、確率に基づいた多くのセオリーに場の傾向や個々人の精神状態まで絡む、たいへん「難しい」ゲームなのですが、遊ぶごとにセオリーを「発見」できる楽しさや、またいかにも賭博的な確率の神様のいたずらを満喫できる素晴らしいゲームですね。

 

手本引き

 

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優勝が決まったら教えて下さい、と言い残してポーカーテーブルを後にしたものの、賭博気分が冷めやらず立てたゲームがこちらの手本引き。

明治時代に関西の旦那衆が始めたとかなんとかで、麻雀の神様こと阿佐田哲也氏をして「最も面白い賭博」と言わしめた、賭博の終着駅と言われるゲームです。

ゲームの骨子はいたってシンプルで、親が選んだ1~6までの数字の出目を子が予想し、それが当たれば賭け方に応じた配当を獲得し、外れれば掛け金を没収される、というそれだけのものです。

それだけのゲームを究極の心理戦たらしめているのが親の数字の決め方で、親は写真中央の手ぬぐいの上にある小さな「繰り札」と呼ばれるカード束から、任意の数字を「片手で」「一切見ることなく」「一から六までの数字の並びを崩さないように目的の数字を一番上にする(四を選ぶなら四五六一二三にする)かたちで」選択し、更に繰った札を子に公開する前に画像左の「目木」と呼ばれる出目表の役割を持つカードを最新の状態に並び替えてみせることで、絶対に無作為に目を選択できない、出目にあやが生じる状態をつくりだします。

 それにより、ともすればいわゆる運ゲーにすら見える数字のあてっこが「なるべく均等に出目をバラけさせたい心理」とか「直前に出した目や最も出ていない目のような派手な目を選択したくなるタイミング」とか「札を繰る枚数の得手不得手」とか「過去に繰った札に対応した腕の筋肉や目の動き」とか「それらの読みを外そうとする親の心理」とかを読み合う、脳がヒリつくようなゲームとなるわけです。

特に、親になって札を繰るときに子の視線を一身に浴びながら手探りで札を数える瞬間などは、懐の傷まないお遊びですらさながらライオンと目が合ったシマウマのような心持ちで、繰り終えた札を手ぬぐいに包むやいなや一点に賭けられたりしたときには、そのライオンが前足を踏み出す動きに反応し切れなかったような絶望感があります。

歴史あるゲームを一度プレイできてよかったという喜びと、金など賭けていなくて本当によかったと思える安堵とか混じり合う、貴重なゲーム体験でした。あと主催の秋山さんの親番がめっちゃ強かったです。

 

ピニャ・ピラータ

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TLで何度か見かけたゲームを見つけたので、説明書読んでみてなんとか出来そうだということで立てたのがこちら。

プレイヤーは海賊船の船長になり、バラバラになってしまった「黄金のパイナップル」の地図の欠片を探し出すべく適切に船員の使い所を見極めて他の海賊船を出し抜きます。

ルールとしては、UNOでいうところの「色」にあたる、ウサギやセイウチなんかの海賊が一人ないし二人書かれたカードをこれまたUNOの要領で(ターン毎に場札と共通の海賊が書かれたカードを一枚出して、新しい場札とする)プレイしていき、最初に手札を無くした人がラウンドを獲得します。

これを誰かが規定のラウンドを獲得するまで繰り返すわけですが、このゲームの大きなポイントとして、ラウンドが終わる度に「海賊カメの書かれたカードを出したら山札からカードを二枚引いて一枚捨てる」とか「カードに描かれた海賊ワニはカメとして扱う(逆も然り)」とか「カードを引いたときペンギンの描かれたカードを一枚棄ててよい」とかいうルールがどんどん増えていきます。

そういったルールが最大6個まで(ルールによってはそれ以上!)追加されるので、枚ラウンド全く違うゲームになる仕組みになっているわけです。

プレイした感じとしては、ルールが増えてくると自然とそのうちのいくつかがシナジーを形成するためにそれを使いこなす楽しさがある一方で、一部のルールは、序盤にそれ単体で適用されると、ある程度ゲーム慣れしたプレイヤーが(ともすればゲーム的に損をする形で)バランスを取らないとゲームの収束性が著しく悪化するようなものもあるという一長一短な感じで、ネットでの評価も割れているようですね。

ただchocoxinaとしてはこの、胃を握り潰されるような悩ましさやエキサイティングさがない代わりに毎ラウンドきちんと新鮮なプレイ感をもたらしてくれるゲームに「数人で入ったスーパー銭湯のサウナで延々やるしりとり」とか「友人が泊まりにきて暇だけど寝るのも惜しい夜になんとなく見る映画」とか、そういう気のおけないひとたちとの間をもたせる遊びとしての低からぬポテンシャルを感じています。

 

宝石の煌き

 

 

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こちらは三次会でのプレイ。

ドイツ年間ゲーム大賞(でしたっけ)の候補だったとのことで、特別抜群に面白いというような話も聞かない代わりに安定して良い評価を受けているゲームですね。

プレイヤーは宝石商となり、獲得した宝石で加工のための施設などを購入し、より名声を集めることを目指します。

重厚な宝石チップを支払って施設カードを買うと次の買い物がそのカードに対応した宝石のブンだけ安くなる、という典型的な拡大再生産で、各カードのコストや対応した宝石、獲得できる勝利点やより大きな勝利点をもたらす帰属カードの獲得条件などを鑑みながら適切なカードを購入して、ゲーム終了段階でより大きな勝利点を持っていれば勝利です。

・・・と、いう以上にとりたてて目立ったルール上の特徴のないゲームではあるのですが、頻繁にやりとりする宝石チップの手触りのよさやアートワークの美しさ、特徴がない反面よく練られておりスキがなく最近流行りの毎回違うゲーム展開なんかも押さえたルールなどが「もう一回やりたい」欲求をグイグイ刺激してくる、非常によくまとまったゲームです。

そんなわけでかくいうchocoxinaもたいへん所有欲を刺激されているのですが、近頃はどのショップにもめったに入荷しないようで口惜しいですね。

 

テキサス・ホールデム(二回目)

次の月曜日が休日だったこともありなんと四次会までもつれ込みまして、事前に伺っていたテキサスホールデムをもういちトーナメント。

今回ディーラーをつとめてくれた方が普段から趣味でポーカーをしているとのことで、非常に鮮やかかつエロティックな手さばきでカードをディールしてくださるので終始興奮しっぱなしでした。カードが回転しながらテーブルを滑ってくるんですよ!

で、成績のほうはといえば、中盤チップリードしたりビッグブラフを決めてみたりなどそれなりに見せ場はあったのですが、今回も中盤から終盤あたりで脱落するあまりぱっとしない結果。

そんな悔しさから(?)chocoxinaは最近ポーカーに凝りはじめまして、kindleで有名な教則本を買ってみたり、オンラインポーカーにデポジットを試みて失敗したりなどしています。慣れてきたら渋谷ジェリカフェとか柏木とかで開催されているらしいライブポーカーなんかにも顔を出してみたいですね。

 

そんなわけでミスボドのレポートでした。まだレポートかいてない前回のミスボドで遊んだゲームなんかは機を見て単品でレビューしたりとかしたいところです。