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良く言えばコラム

【落ちのない話】デパートの柱をじゃきじゃきにする仕事

少し前、新宿小田急を歩いていたら、一階の一部が「天井工事中」となっていて、がっつり工事用の足場が組んであった。

「なんの工事かなあ」と思いながら頭上を眺めていると、ちょうど工事中の部分と工事中でない部分の境目にさしあたって、その工事中でない(おそらく工事が終わった)部分では、天井というよりはむしろ柱の上部に、なにかこうじゃきじゃきとした、例えるならCPUのクーラーのような装飾が付いていることに気付いた。柱に装飾を施すための工事だったわけだ。

 

思い起こせば、デパートの柱というのはたしかになにかしらの装飾がついていることが多かったように思うが、今まで特段意識したこともなかった。でも世の中には「そろそろ柱の装飾を変える季節だな」とスケジュールする人や「今度の装飾はなんかじゃきじゃきしたやつにしよう」とデザインする人、そのじゃきじゃきしたやつを実際に作る人や、それを取り付けるための工事をする人がいるのだな、という気づきがあった。

 

で、そうやって、柱の装飾をじゃきじゃきにするひとたちの中で、とくに具体的な意匠、つまり、今シーズンはじゃきじゃきにしようとか、シーズンによっては水玉だったりしましまだったりにしようと決める人たちというのは、一般にはデザイナーと言われるものなのだろうけど、そういうデザイナーさんというのはつまり「なにデザイナー」なんだろうか。「デパートの柱デザイナー」というわけでもないだろうし、さしづめ「空間設計デザイナー」といったところだろうか。いちど話を聞いてみたい。