chocoxinaのover140

良く言えばコラム

e-sportsはスポーツか、あるいは鶏肉はmeatか

e-sportsなどと呼ばれる、いわゆる競技的なゲームを「スポーツ」に含めるか? という議論があるらしい。

michaelsan.livedoor.biz

まとめサイトをソースにしてしまって恐縮だが、ここで言及されているNHKの番組を皮切りに、昨今のe-sportsやその賞金に関する諸問題も相まって、冒頭のような議論がネットの各所で活発になっているようだ。

この件について言いたいことは特にないのだけれど、これに関連して一つ思い出したことがあるので、突然ですがこれから「肉の日」の話をします。

鶏肉とmeat

今から10日ほど前、2月9日の仕事終わり。

その日「せっかく肉の日だし、なにかそれらしいものが食べたいなあ」みたいなことを考えながらあてどなく高円寺を徘徊していたところ「鳥の唐揚げ」がおいしそうな店を見つけた。

お腹の空き具合もピークに近かったので入ろうとしたのだが、そこで
「いや、鶏肉はmeatじゃないじゃん」
と思い直して結局その店には入らなかった、という事があったのだ。

この時の心の動きをもう少し詳しく説明すると、
英語でいうmeatに鶏肉は含まれない(参考: http://eikaiwa.dmm.com/blog/13773/
→鶏肉は肉ではない
→肉の日に食うのに相応しくない
という風に考えたわけだ。

しかし、当時のchocoxinaは気づかなかったのだが、この三段論法の中には大きな誤りがある。

それは、日本語の「肉」と英語の「meat」を完全に同一視している点だ。

例えば日本語の「面白い」が英語では「funny」や「interesting」などに細かく分けられるように、日本語と英語の語彙が厳密に一対一で対応することはほとんどない。

同様に、英語の「meat」と日本語の「肉」も厳密な対応ではないのだ。

英語で「meat」といったとき、そこにchickenやduckは含まれないかもしれないが、日本語で「肉」といったとき、そこに鶏肉や鴨肉を含んでいても何らおかしいことはないだろう。

当時の自分は「肉は英語でmeat」という単純な理解と「meatにchickenは含まれない」という付け焼き刃の知識から「鶏肉は肉ではない」という誤った結論を導き出してしまったのだ。

e-sportsとスポーツ

さて、冒頭の「ゲームはスポーツか?」という問いも、結局この肉に関する問題と似たようなものではないか。

e-sportsがsportsであるからといって、日本語の「スポーツ」であるとは限らない、というだけの話が、ちかごろ妙にややこしくこねくり回されているな、という気がしてならないのだ。

それはそれとして、日本の競技ゲーマーの地位がもっと向上すると良いですね。