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ハンドルは「ちょこざいな」と読ませている

財布に入るアナログゲーム"This is why you lose coins"のご紹介

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財布に入る(というか財布の中味だけで出来る)小さなアナログゲーム"This is why you lose coins"のご紹介です。

適度な暇つぶしや、飲み屋での会話のネタにお困りの方は、ぜひご覧ください。

また、以前chocoxinaに会ってルールの書かれたカードを貰った方についても、ルールの記述がより詳細になり、かつ選択ルールも追加しておりますので、お役立て下さい。

 

必要なもの

キャッシュカード大のカード一枚、10枚かそれ以上の小銭、二人から四人のプレイヤー

 

どんなゲーム?

何もないテーブルの上に「キャッシュカードの大きさ」を想像しながらコインを配置していきます。

後で場のコインの上にキャッシュカードを置いてみたときに「カードから完全にはみ出しているコイン」がないようにしましょう。

 

ルール

1.準備

ゲームで使うコインを置いておく「山」と、実際にコインを置いてゲームをプレイする「場」を決めておきます。

使用するコインをすべて「山」に置き、その中の適当な一枚を「場」に出します。

カードについては、全てのプレイヤーに「ありふれたキャッシュカード大のカード」を使うことを説明しておき、場から十分に離れたところに置いておきます。

何らかの方法(小銭を使うゲームなので「一番耳たぶの大きい人」とか!)で先手番のプレイヤーを決めてゲーム開始です。

 

2.ラウンドの進め方

手番が来たプレイヤーは「場にコインを置く」か「パスをする」かを選択することができます。

2-1.場にコインを置く

山にあるコインから好きな一枚を選んで、場に配置します。

このとき、新たに配置するコインは、既に場にあるどのコインにも接してはいけません。

また「どんなゲーム?」の項でも説明した通り、後で場のコインの上にカードを置いてみたときに、どのコインも少なくとも一部がカードで隠れるような位置にコインを置くようにしましょう。

コインを置いたら手番が終了し、左隣の人が新たに手番を開始します。

2-2.パス

前の人の手番が終了した段階で、すでに「カードを全てのコインにかかるように置く」ことができない状態だと判断したら、パスを宣言することができます。

誰かがパスを宣言した場合、現在のラウンドが終了し、終了後の処理によって「パスをしたプレイヤー」か「直前にコインを置いたプレイヤー」のどちらかが得点を獲得できます。

 

3.ラウンド終了後

誰かがパスを宣言してラウンドが終了したら、最後にコインを置いたプレイヤー(パスをした人の手前のプレイヤー)は、場から少し離れたところに置いておいたカードを、実際に場のコインの上に置きます。

このとき、何度か説明している条件を満たすように(今までと少し違う言い方をすれば、上から見たとき全てのコインがカードによって少なくとも一部隠れるように)カードを置くようにします。

カードは何度置き直しても構いませんが、場のコインを動かさないように気をつけましょう。

 

4.ラウンド勝者の決定

場にカードを置いたプレイヤーが全てのコインにカードがかかるように配置することに成功した場合は、その(カードを置いた)プレイヤーがラウンドの勝者に、どうしてもカードがかからないコインが発生してしまい、適切にカードを置くことができなかった場合は、ラウンド中にパスを宣言したプレイヤーがラウンドの勝者となり、勝利点1ポイントを獲得します。

この記事トップの画像の場合、カードがかかっていないコインが二枚もあり、これ以上カードを動かしても一番奥のコインを覆うことはできないと思われますので、パスを宣言したプレイヤーがポイントを獲得することになります。

カードがコインにかかっているかどうかなど、ゲーム中プレイヤー間で意見が割れた場合、公平にコイントスで決定しましょう。

 

5.新しいラウンドの開始とゲーム終了条件

ラウンド勝者が決定したら、手順1にそって新たに場をセットアップし、ラウンド勝者の次のプレイヤーから新たにゲームを開始します。

(このとき、場のコインを全て山に戻した後、ラウンド勝者が場に一枚目のコインを配置すると、自然に次のプレイヤーが最初の手番となりスマートです)

こうしてラウンドを繰り返し、最初に3ポイントを獲得したプレイヤーが発生したら、そのプレイヤーをゲームの勝者としてゲームを終了します。

 

ex.3人以上用選択ルール「チャレンジ」

手番中のプレイヤーがパスをしないことを選択した場合、現在手番中でなく、かつ直前に手番を行っていないプレイヤーは「チャレンジ」を宣言することができます。

チャレンジが宣言された場合、直ちにラウンドを終了し、チャレンジを宣言したプレイヤーを、通常ルールにおけるパスを宣言したプレイヤーとみなしてラウンド終了後の処理を行います。

この処理においてチャレンジを宣言したプレイヤーがラウンド勝者となれなかった場合、そのプレイヤーはチャレンジに失敗し、ペナルティとして1勝利点を失います。

なお、所持勝利点が0であるときにチャレンジに失敗しても、勝利点が0未満となることはありません。

チャレンジルールを導入する場合、ラウンド中の行動の優先順位は「手番プレイヤーのパス>他プレイヤーのチャレンジ(複数いた場合は早い者勝ち)>手番プレイヤーのコイン配置」となります。

 

(このルールを厳格に適用する場合、手番プレイヤーは、パスをしない場合には山のコインに触れることでそれを示し、また手番の終了を明確に宣言する必要があります。

チャレンジ条件を満たすプレイヤーは、手番プレイヤーが山のコインに触れてから、手番終了を宣言するまでの間にチャレンジを宣言できるものとします。

ただし基本的には、あまりルールに厳格にならず、チャレンジの意思のあるプレイヤーが、手番プレイヤーにパスをするかどうかを聞いてチャレンジを宣言する、など柔軟に対応して良いでしょう)

 

最後に

以上が、拙作「This is why you lose coins」のルールとなります。

一度プレイして頂けると、丸いコインが四角いカードの目測を誤らせる感じや、チキンレース的な趣きがお楽しみ頂けるかと思いますので、ぜひお酒の席などでプレイしてみて下さい。

あと、くれぐれも熱中しすぎてコインを無くさないように・・・