chocoxinaのover140

良く言えばコラム

Pixel3でAndroidデビューした筆者がとりあえず入れたアプリ5選

iPhone3Gが日本で買えるようになったあたりからずっとiPhoneユーザーだったのだけれど、なんか飽きたしPixel3も出たのでこのほどAndroidユーザーになりました。

iPhoneで使ってたあの機能・あの専用アプリの代わり」みたいなのを中心に、いまんとこ使っててイイカンジだったやつをいくつか紹介します。

片手でスマホ

iPhoneにあってandroidにない機能、というのがいくつかある。 ホームボタンを軽く2回叩いたり、画面下端を下スワイプしたりして、画面全体を下側にズラしてくる「Reachability」もその一つだが、似たような機能を実現するのがこの「片手でスマホ」だ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mura.kusa.ohosupport.free

画面右または左フチに常駐させたボタン(透明化することも可能)を画面中央にスワイプ、またはダブルタップすることで、Reachabilityに似た操作ができるようになる。 似たようなアプリはいくつかあるがたいていRoot権限を要求してくるので、この用途でふつうに使えるアプリは恐らくこれ一択という感じだ。

(ところでPixelシリーズは簡単にRootが取れるらしいんだけど、端末リセットされるらしいのが嫌でやっていない)

ちなみに、storeページ等に書かれていない操作として、画面に常駐させたボタンをドラッグすることで、ボタンそのものを上下方向に移動させることができる。 個人的には、キーボードと干渉しないギリギリまで位置を下げておくのをお勧めする。

Talon for Twitter

chocoxinaは一日中Twitterを見ているので、優良なTwitterクライアントを入手することは喫緊の課題だった。
・通知一覧が見られて、
・リストや保存した検索へのアクセスがよくて、
・見た目が良い
というアプリを探していて見つけたのがこのTalon for Twitter

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.klinker.android.twitter_l

世間のサードパーティーTwitterクライアントは、UserStreamの廃止によっていろんな機能が使えなくなっているが、Talonはその被害をうまいこと回避している。

たとえば通知一覧については、多分公式のやつをスクレイビング(?)でうまいこと拾ってきて通知画面を作っていて、さらに「あなたのRTをお気に入りに追加しました」みたいないらん情報を省いてくれる。 さらに、リアルタイム通知も「公式アプリの通知を横取りする」みたいな方法で実現していて「androidのアプリってすげーな」という素朴な感動があった。

全体的な使い心地については、web版tweetdeckを思わせる多カラムのUIなので、筆者がiOS時代に使っていた「tweetbot」の延長のような感じで使えている。

個人開発らしく、いくつかわかりやすいバグがあったりするのだが、アップデートがマメなのでそのうち治るんじゃないかと期待しつつ待とう。もしあなたが優秀なエンジニアさんであれば、このアプリはオープンソース(?)でGithub(?)にリポジトリ(?)が上がってるので、プルリク(?)でバグ修正を投げたり、Fork(?)してきて好きなように改造したりとかもきっとできる。

Googleアンケートモニター

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.paidtasks

Googleにアンケートというていで個人情報を投げると、1回数十円程度のGoogle Playクレジットが貰えるアプリ。 「Googleにケツの穴のシワの数まで握られて管理されたい」というマゾヒストにおすすめ。

このままアプリを使い続けて小銭を貰い続けていれば、きっとショッピング検索に墓が出てくることで自分の死期を悟るような人生が待っているはずだ。

アンケートが届くのはだいたい週に一度くらいっぽいので、有料アプリの支出をこれで賄おうとか考えないように。

Solid Explorer

androidのファイラーといえばESファイルエクスプローラー、というのが長らく通説で、自分もなんとなくインストールしていたんだが、インターネット識者の皆々様的にはどうも評判がよくない。 baiduに良からぬ情報を流しているとかいう噂で、調べたかぎりでは一部を除いて疑念の域を出ていないのではというレベルだったのだけれど、ともあれここで情報強者面して紹介するには不向きっぽいことが判明した。

そんで他になんかあるかなーと思って見つけたのがこれ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=pl.solidexplorer2&hl=ja

ひととおりのクラウドサービスに接続できる点と、見た限りマテリアルデザインに準拠しているっぽい点が好評価なので乗り換えました。

御察しの通り、chocoxinaはことアプリに関して割と面食いです。

SimpleNote

iPhone時代に使っていたアプリで「Drafts5」というのがある。

起動するとすぐマークダウンでメモが作成できて、完成したテキストをいろんなアプリに簡単に共有できる、というのがウリのメモアプリだ。

androidにこういう感じのやつはないものか、と思っていろいろ探していたのだが、そもそもandroidはアプリ間でのデータのやりとりが(iOSと比べれば)根本的に得意らしく、どのアプリも取り立てて「共有が得意!」とか言っていない。 つまりとにかく軽くてMarkdown対応ならいいらしいぞ、と気づいて見つけたのがこれだ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.automattic.simplenote&hl=ja

wordpressの会社が作っているアプリで、メモをクラウドで同期できる。 クラウド同期は別にいらんやろ、と思っていたのだが、個人的にはちょっとしたメモがいつしかブログの下書きになっているようなことがしばしばあるので、そういうときに「いったんdropboxに投げて…」とかやらなくて済むのはけっこう便利だった。

Drafts5と比べると、起動からメモ開始までにワンタップ余計にかかるようになったが、アプリ自体が軽いので大きなストレスにならない。

床屋きらい

床屋が嫌いなのだ。

「美容院は?」じゃない。ナンセンスなことを聞くな。名前が床屋だろうが美容院だろうが1000円カットだろうが、シャンプーが仰向けだろうがうつ伏せだろうが掃除機で済まされようが、とにかく人に髪を切ってもらう施設が等しく嫌いなのだ。

何が嫌いかって、奴らは席につくなり
「今日はどうされますか?」
とかえらい漠然としたことを聞いてくるだろう。
どうされますかじゃない。どうしたらいいかこっちが聞きたいくらいなのだ。

髪を切りに来る人間の全員が全員、「なりたいワタシ」みたいなものを持ち合わせているわけではない。
ただ必要に駆られて長くなった髪を短く切りに来る人間というのもいるのだ。

どうされたいかという質問にあえて答えるなら「世間様に恥ずかしくないようにしてください」としか言いようがない。その一言で髪を切ってくれる床屋がいるなら7000円まで出す。

それはともかくだいいち床屋ども、こちらがたまに色気を出して何かしらの指定をすると
「お客様は髪質が〜」「アタマの形が〜」とかなんとかよくわからんことを言って要求を突っぱねてくるだろう。
うるさいうるさい、百歩譲って髪質(?)とやらの考慮が漏れたのはこちらの落ち度としても、アタマの形がどうかなんてこちらには分かりようがないのだ。目ってアタマの前のほうについてるからアタマの後ろは見られないんだぞ知ってるか。

そういう未知の変数でもって出来ることが変わってくるというなら、そちらからまずどうできるのか示して欲しい。さいきん提案型営業とかいうやつ流行ってるだろ。

結局そんなことを考えながらも「前切ったのか一月前なんで、伸びた分を揃える感じで」とか適当にやり過ごした俺に、床屋はまた
「襟足はどうされますか?」
とか訳のわからないことを聞いてくる。

どうされますかじゃない。伸びた分だけ切ってくれって言ってるだろう。

それ以上何を指定する必要があるというのだ。長さで答えればいいのか見た目で答えればいいのか、刈るか切るかという話なのか。
自分の後頭部がどうなっているべきなのか、分かっている人間ばかりではないのだぞ。目ってアタマの前のほうについてるからアタマの後ろは見られないんだぞ知ってるか。だいいち先月俺の髪切ったのもお前なんだから同じように出来るだろ。

そんなやりとりを経た上で何が起こるかといえば、これだけコミュニケーションに困難の生じる他人に、耳や動脈の周りで刃物を振るわれるのだ。

文明開化で髪を切る文化をありがたがった日本人、全員滅びていればよかったのに。

……と言いつつchocoxinaは今月もちゃんと髪を切った。褒めてほしい。

「うなぎ文」は「android文」に改めるべき

日本語の変わった文型に「うなぎ文」というのがある。

「お昼何にする?」「俺、うなぎ。」というやつだ。

ここでいう「俺、うなぎ。」が"I am an eel"という意味でないことは日本人にとっては明らかだが、外国語話者にとってはわかりずらいし、文法的な説明も簡単ではない、というもので、日本語の特殊性や外国語との違いを説明するときによく引き合いに出される。

さて、この「うなぎ文」であるが、お堅い本などでは「俺うなぎ。」ではなく「俺はうなぎだ。」のかたちで引用される。
しかし、「俺はうなぎだ」というのは、ちょっとさすがに日本人にとっても違和感のある文ではなかろうか。

いわゆる「うなぎ文的なるもの」、つまり「俺は◯◯だ」と言いながら"I am ◯◯"の意味ではない例が日本語にたくさんあることは否定しないが、その代表例として「俺はうなぎだ」はちょっと不適切だという話がしたいのである。

ここでchocoxinaは「いわゆるうなぎ文」の例として「俺はうなぎだ」の代わりに「俺はandroidだ」を提唱したい。

念の為に具体的な用例を挙げると
「だれかiPhone持ってるやつ、充電器貸してくれ」
「残念、俺はandroidだ」
というものだ。

このandroid文にはさまざまなメリットがある。

まず第一に、android文は日本語としてうなぎ文よりも自然である。
「俺はうなぎだ」の『だ』は、うなぎ『を選ぶ・に決める』といった動詞を代替している(諸説あり)のに対し、「俺はandroidだ」の『だ』は、『持っている・使っている』というような語の代わりになっている。
『だ』の自然な用法に近い、存在や状態を表す言葉なので、より自然に置き換えが成立していることがわかるだろう。

第二に、この例は日常生活に頻出する。
「俺うなぎ」はともかく「俺はうなぎだ」「僕はうなぎです」と口に出したことのある人間はそう多くないだろうが「俺はandroidだ」「私はandroidです」ならば、一言一句その通りのことを言ったことのある人も多いはずだ。

そして第三に、これが最も大切なことなのだが、android文を使うことで、この文型について理解するメリットが顕在化するのだ。

「いわゆるうなぎ文」を理解できなくても「俺はうなぎだ」と言った男のことをうなぎだと思うことはないだろうが、近い将来、「俺はandroidだ」と言った人間のことを人造人間だと勘違いすることは十分にありうる。
また悲しいことに、人造人間が普及するような近未来に「うなぎ」がまだ存在しているかどうかは非常に疑わしいことであるから、例えばうなぎの絶滅に伴って「うなぎ文」という概念までもが何らかの古語のようなものだと思われてしまい、日本語学習者がこういった事例にあらかじめ触れておく機会がなくなる、ということさえ考えられる。

「うなぎ文」を「android文」に置き換えることでこうしたトラブルは減り、ひいては機械と人の相互理解を助けることにもつながるはずだ。

来たるべきシンギュラリティに備えるためにも「android文」が普及することを願ってやまない。

またそれはそれとして、そんな近未来でもうなぎがたくさん生きている地球であるといいですね。

僕からは以上となります。